人気女性雑誌でモデルとして活躍する平川愛理(ひらかわあいり)は、自宅前でいきなり気絶させられ、あたり一面ゴミに囲まれた部屋に拉致されてしまう。
愛理は、自分のストーカーであり誘拐の犯人と思われる男・今井宏和(いまいひろかず)から突然プロポーズされ困惑するが、訳もわからないまま性的暴力を受けることに。
トイレも食事も管理される監禁生活が始まり……!?ーAmazonより引用ー
✓今回の見どころ(読みどころ)
・主人公、過去に虐待されてた?
いやもうこのストーカー男がとにかく怖い!
小さな箱に入った指輪を差し出しながら「僕とケッコンしてください」という男性に、主人公が返した言葉は「誰…?」
これめっちゃ怖くない?知らない男に求婚されてるの?え、どういうこと?ってなるよね。まぁ男は主人公のストーカーだったわけなんですが。
最後のページの主人公の様子からして、このストーカー男からどうやって逃げるのかが主軸なのかな?
正直、万人におススメできるマンガではない。主人公が犯されるし暴力うけるし、「うわぁ…」ってなる作品なんだけど、読んじゃったので感想書きますた。
前置きはこのへんで、気になる本編のネタバレ感想いってみよう!
けだものたちの時間~狂依存症候群~1話あらすじと見どころ/big brother
女性ファッション誌のモデルとして活躍する主人公・平川愛理は、自宅前で「ファンです」と声をかけてきた男に突然スパナで殴られて気絶。
男の家と思われる、あたり一面ゴミだらけの汚部屋の中で目が覚めた愛理は、自分を殴ってきた男に「ケッコンしてください」とプロポーズされる。
今井と名乗った男は愛理のストーカーであり、恐怖で涙する愛理に、「今日はケッコン記念日なのにどうして泣いているの?」と無理矢理指輪をはめ、愛理を犯す。
腕力では男にかなわないため、愛理は男に従うフリをして脱出の機会をうかがう。
恐怖のストーカー男”今井”
常に笑顔の恐怖のストーカー男、今井。
主人公・愛理をスパナで殴った時も、プロポーズした時も、犯す時も、暴力ふるう時もいっつも笑顔。「にこにこ」じゃなくて「ニタニタ」な笑顔。
ストーカー男・今井は、愛理がよく行くコンビニの店員で、愛理のインスタや出ている雑誌をチェックし、帰宅時間や食事内容などの生活リズム、お気に入りのブランド、生理周期、ナニの頻度まですべてを把握していた。
今井がバイトに出るときは、愛理の手に手錠、脚はM字開脚のまま固定して、オムツをはかせたうえに大きい箱?に閉じ込めて鍵をかける。
「なんで」と愛理が泣いた際には、「レジで買い物するときに笑ってくれたでしょ」「人を好きになるのに理由はいらないよぉ」と笑顔(ニタニタの)。
キモすぎワロタと言いたいところだけど、笑えないぐらいにキモイ。キモイ通り越して怖い。恐怖のストーカー男。それが今井。
なんか『座敷女』思い出しちゃったもん。
主人公、過去に虐待されてた?
今井に殴られている時の愛理の回想で、「母さんに似てブッサイクだな」と言われて首絞められながら男に犯されてるっぽい描写あり。
「母さんに似て」というセリフから考えると、愛理、兄弟か父親から性的虐待うけてたのか?
だとしたら、やっとの思いで今の生活を手に入れたはずなのに、今井というけだものに狙われて拉致されてって、人生つらすぎるでしょうよ…。愛理に救いがある展開になりますように。
感想
今回感想として語りたいのは以下の点。
✓愛理、強い
今井がめっちゃ怖かったシーン
今井がバイトに出かけた時に、愛理が脱出をはかるシーンがあって、窓から脱出しようと窓あけたら外までゴミが積んであって出られなくて絶望した瞬間、愛理の後ろに出かけたはずの今井が立ってるんだよね。
その今井の描写がさ、ただ立ってるんじゃなくて、顔を横にかたむけて立ってるの。首をかしげる感じで。
それがすごい怖い。もはやホラー。「ヒェッ」てなる。
愛理、強い
脱出が失敗して、愛理は今井から罰を受けてボコボコにされて一人泣くわけ。そこで愛理が決意することが、「私の人生だ」っつって、今井に従うフリをするの。
今井に犯されながらも、「顔でも身体でも使えるもんは使って戦う」「私は私の力で人生を取り戻す」って泣きながら従うフリすんの。
この絶望しかない状況でそう思えるのめっちゃ強くない?
いや、これがさ、愛理が「私の人生もうどうでもいいや」ってただ今井に屈する流れだったら、2話以降は読もうと思わなかったよ。
愛理が、脱出もしくは反撃のチャンスを狙ってる感じで1話が終わったので、心がやられる作品ではありますが2話目も読んでみようと思いましたマル
ほんとにお願いだから愛理に救いがありますように。そしてストーカー野郎の今井にも相応の罰がありますように。
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