前回のお話
お互いの両親へ、結婚することと、聖が広島に転勤することを伝えた。
聖が広島へ行くまでの1か月間、2人はできるかぎり一緒に過ごす。出発の前夜、͡͡小和は寂しくて大泣きしてしまう。
でもそのおかげで聖とより気持ちが通じ合って、出発当日は泣かずに見送ることができた。
それから1年ちょっと、小和の薬指には、聖からもらった指輪はなくなっていた。
前回は、「私の薬指には聖からもらった指輪はない」という、衝撃的な小和のモノローグ(心の声)で終わり。
いやこんな気になる終わり方あります?あんなに幸せそうな2人を見ていて、最後の落ち方すごかった。思わずえ!?って声でたもん。気になる続き30話のネタバレ含む感想です。
◆今回の見どころ(読みどころ)
今回の注目ポイントなんて、2人が別れた原因とか経緯しかないでしょうよ!あんなに幸せそうだったのになんで!?って思いしかない。
ホンノウスイッチ30話ざっくりあらすじ/KUJIRA/comic tint vol.39掲載
小和が聖と別れてから半年以上たっていた。小和は今でも別れから立ち直れていない。
遠距離が始まったころから別れまで、主に小和視点で語られていく。
はじめは順調だった。結婚式の話、新婚旅行の話、未来の話をたくさんして、毎日ビデオ通話して。
でもお互い仕事が忙しくなっていって、毎日のビデオ通話が週1に、そして2週に1回、さらに2週に1回のやりとりもできなくなっていく。
小和は転職活動がうまくいかず、でもそのことを仕事が忙しい聖に相談することもできず、気を遣って「大丈夫」と言い続けた。そしてあるとき、聖との電話で――。
感想
小和と聖の別れの原因がせつなくて泣ける…。
どっちかに好きな人ができたとか、浮気とかそんなんじゃないのよ。
小和の転職がうまくいってなくて、聖との電話で「違う職種も探すから大丈夫」って言ったのね。そしたら聖が、聖が転勤を断ったときに小和が言ってくれた言葉を持ち出して、「小和だってやりたいことあるのに、俺はよくて小和が仕事をあきらめるのは違う」っつって。
でも小和が転職しないで今の仕事を続けるってなったら、ずっと遠距離じゃん?
そのことを小和も言うのよ。「それじゃ聖の所に行けないじゃん」って。
この段階で、もう小和も聖も泣いててさ。その言葉を言ったのは聖だけど、小和も言われる感じがあったんだろうね。
聖が、一言一言区切るみたいに、
「だから」「もう大丈夫だよ」「小和」
「別れよう」
って。そんな流れ。
この「別れよう」のとこのコマがさ、1つのコマに小和と聖がいて、でもお互い背中向けてるの。2人うつむいてて。白抜きで。
1つのコマだから、2人すごく近くに描かれてるんだけど、東京と広島ってお互い離れた場所にいるし、近いけど遠い、印象的な場面。
今回の話の最後、会社のイベントで、小和が聖を見かけるんだけど、それが女性の背中に聖が手をそえて、タクシーに乗り込むとこだったのね。
その場面を見て、小和は自分に触れてくれた聖の手を思い出して、「そっかぁー…」ってつぶやくんですけど、これどういう意味の「そっか」!?
「そっか、聖にはもう新しい彼女がいるんだね」の「そっか」だとしたら、それはちがうと言いたい!仕事の関係者でしょ、と言いたいとこだけど、この女性の荷物っぽいものを聖が持ってるんだよな。
普通、仕事の関係者の荷物を持ったりしないよね?荷物持ちって役割がない限り。
もう、この女性が妊婦さんで、聖が荷物を持ってあげてた、などと思っておきたい。
これまた続きが気になる。どんな流れで元さやに戻るんだろ。え、元さや戻るよね?聖と別れたまま、「新しい未来に歩き出す☆」とかで終わらないよね?
↓見てよ、今回の話にそぐわない、幸せそうな2人の今回の表紙。泣ける。
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