ワタシ以外みんなバカ(8)/かたおかみさお egumi
あらすじ
取引先企業”リーケ”との商談の日、まったくやる気のなかった和代だったが、訪れたリーケの担当者がリーケの若きイケメン社長だったことで俄然テンションがあがり、グイグイ前に出てアピールする。
そんなイケメン社長が、和代に同行した飯塚に優しい言葉をかけたことで、和代は飯塚を敵認定。袴田に連絡をし、「飯塚さんの事ヤッちゃってくれない?」と指示を出した。
感想 ※ネタバレ注意
黒部さんほんと好き…!
和代のきっつい言い方にも全然動じず、淡々と業務をこなす。そして今回の話で、黒部さんが「ライセンスとか色々持っていて、転職の際もデジクリやモルトンみたいな大企業から声がかかっていたくらいの超優秀な人」ということが判明。
このヤバブスが…!?と驚愕する和代。
やったぜ黒部さん!和代の鼻を明かしてやったぜ!
黒部さん何もしてないけど。ただ黙々と仕事してただけだけど。
てか、和代が黒部さんのことをしょっちゅう「ヤバブス」っていうけど、マジでお前ほどじゃないっていう。
1話目から謎だったんだけど、和代の自分のビジュアルに対するこの自信はなんなの?家に鏡ないの?あっても自分が望んだ姿しか映さない魔法の鏡なの?
そして黒部さんが大企業にいかなかった理由が、「大企業でゴリゴリ働くよりゆっくり働きたかったから」。
それを聞いた和代は”ウチが小さい会社で、そこで働く私はユルイとでも言いたいワケ!?”とブチ切れ。
いやなんで?なんでそーなる??
なんで全てを嫌味にとっちゃうんだろ。
あ、自分が嫌味ばっかり言ってるからか。自己紹介乙ってやつか。
また腹立つシーンがね、取引先の”リーケ”との商談の日、来社したリーケの担当者が若くてイケメンで、しかもリーケの社長だったもんだから和代のテンションが爆上がりで。テンションあがって自分をアピールする分には全然かまわないんだけど、この人の自分の上げ方が、周りを下げることなんだよね。そこが腹立つ。
リーケを来させたのは和代の指示なのに、「部下が場所をこっちって指定しちゃったのごめんちゃい♡」てきたもんだ。
加えて、同行していた飯塚さんを突然話題にして「飯塚も四十路丸出しの所帯じみた格好でリーケ様をお迎えすることになってしまってお恥ずかしいです」と。
いやこれ言う必要ある?
言われたリーケ側も困らない?
仮にほんとにヒドイ恰好だったとしても、取引先の人間に対して「服ヤバいっすね」とか言えないでしょ。「そんなことないですよ」としか返せないし。
わざわざ身内の服装をディスる必要ないでしょうよ。それに飯塚さんの服装フツーだったし。
あと、びっくらこいたのが、和代が「類は友を呼ぶ」ってことわざを知ってたこと。
いや、そりゃ知ってるだろうけど、あまりにも周りに無能無能言うから、「類は友を呼ぶって知ってる?」って前から思ってたんだよね。周りに無能しかいないって嘆いているけど、「類は友を呼ぶ」って言葉から考えるとそれはお前も無能ってことだからなって。
後半、本作品きってのクズ野郎、袴田も登場します。
秘書課との飲み会で、友だちの河井が狙っている”加藤さん”が、袴田のファンということが発覚。まぁ袴田はまんまと加藤さんをゲット。「結婚しててもいいの…」と言わせ、隠れてチュッチュッ。
『河井が(加藤さんを)ゲットしたくて躍起になってる裏でしこたまヤリまくってやるのも一興』とか思ってます。
すごいこれ以上ないくらい本物のクズ野郎。
そこにかかってくる和代からの電話。
開口一番、
『飯塚さんの事ヤッちゃってくれない?』
いやいやいや…指示がぶっ飛びすぎてもう意味わかんない。
クズ同士潰し合うか、一緒に地獄に落ちてほしい。
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