ハナが宿敵・絢子とついに対峙!
美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~80話
ざっくりあらすじ
ハナを追う絢子。絢子を追う清二郎。絢子に切り付けられた五十嵐(記者)。五十嵐を介抱する柏葉(刑事)。
深見が負傷し、清二郎から逃げるハナ、深見、綿貫の3人。
しかしハナは2人に逃げるように指示し、自身はその場にとどまり、ついに絢子と対峙する。
感想 ※ネタバレ注意
絢子の目めっちゃこわい。瞳孔開ききってる。
「相原を殺したのはあんたの指図か⁉︎」ってすがりついてくる五十嵐の顔を、刃物でバッサリ。なんの躊躇もない。柏葉刑事も言ってたけど、「相手を人と思っていない」。道をふさいでる雑草を刈るように、人間の顔面を刃物でスパっ。
ハナと絢子の決定的な違いはここなんだよな。ハナは完全に残酷になりきれない。家族に十分に愛された、元々優しい子だからね。ハナだったら、こんなに躊躇なく(自分に直接関係ない)人間の顔を切りつけることはできないはず。それを絢子はできてしまう。
この2人の違いが、最終決戦でどうでるか。絢子を殺すチャンスがあるのに「自分の手で人を殺す」ことに躊躇してしまうか。一瞬の躊躇で、絢子はもう殺せないと思う。野球の内野守備でも、一塁に投げるか二塁に投げるか一瞬躊躇するだけで、どっちもセーフにしてしまうからね。ゲッツーどころか1つのアウトもとれない。ほんの一瞬の躊躇でね。
絢子はもう、ハナとは育ちが違う完全なモンスターだから。敏恵とはまた違うタイプのモンスター。このモンスター相手にちょっとでも情けをかけてしまったら、絶対に仕留められない。
ハナのこの優しさ、悪く言うと「甘さ」が勝負の分け目になると思う。
さて話は変わって清二郎。
顔を切られた記者を介抱する刑事の元に、絢子を追ってきた清二郎登場。
絢子に顔を切られた記者を見て、「その傷は絢子さんの切り口!!」って絢子がここに来たことを確信して、絢子を追って走り去っていく。
コイツ筋金入りの変態だな。なんだよ「絢子さんの切り口」って。
好きな人の匂いとか、足音がわかるとかはよく聞くけど、切り口で判断するの初めてみたわ。今回の清二郎はお笑いパート。
ハナ、「すべてを終わらせる」って、死ぬつもりなんだろうね。もともと、復讐を決めた時点で自分が幸せになることなんて考えてなさそうだけど。絢子への復讐を果たしたら自分も死ぬか、綾子と刺し違えても…!って思ってそう。
深見たちに「どうか生き延びて」って微笑んだ(女神の微笑みってくらい美人だった)の、完全に死ぬ気じゃん。(私は死ぬけどあなたたちは)どうか生き延びてってことじゃん。
ハナVS絢子はいいけど、問題は清二郎が絢子を追ってきてるってことよ。絶対ハナの邪魔するよねあの変態。
ラスボス(絢子)との戦いの前に、中ボス(清二郎)を倒さないといけないけど、深見が脚ケガしてるから戦えないし、ハナでは誠二郎倒せないだろうし。お詰み状態ですけど、ヤクザの人と柏葉刑事で組んで誠二郎倒せないかな。
あと、ハナを探してフラフラしてる敏恵も気になる。ここらへんで出てこないと、ちょこちょこ敏恵が描かれていた意味がなくなっちゃう。敏恵が出てきちゃったら、中ボス2人目じゃん。超厄介。
今回の話最後のページでハナと絢子がついに対面したけど、上に書いたように中ボスがいるから、ハナと絢子のバトル即開始にならないと思うんだ。でも早くみたい~。2人の決着がどうなるか早くみたい~~。
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