GAME-スーツの隙間-4巻/西形まい/白泉社/Love Jossie掲載
あらすじ
『一人の人間に固執した事はない』――。新入社員・桐山は、27歳にして副部長の小夜に「実務で教える事はない」と言われ、研修期間を終了した。2人は、期間限定・カラダから始まる「GAME」の恋愛を未だ続けている。ある日桐山が『車で遠出しませんか』と誘う。そのとき小夜は……。
―白泉社公式サイト より引用―
登場人物
藤井 小夜(ふじい さよ)
税理士事務所に勤める27歳。副部長。クール。常に背筋が伸びているような人。
仕事中はいつも、長い髪を左側一つ結びにしている。
今巻で桐山への恋心を自覚する。
桐山 僚一(きりやま りょういち)
小夜が指導担当となった新入社員。長身メガネイケメン。クール。
依存症か?ってくらいアレが好き。小夜のカラダに溺れている。
江島 ゆうか(えじま ゆうか)
小夜の同僚。黒髪ショート。
高端(たかはた)
ビックリするほどウザい、小夜の同僚。常に彼女が欲しくて、出会いを求めている。家では裸族。
今巻で小夜にキスマークをつける。
宗士(そうじ)
小夜、高端の後輩。クール。男。
竹中 サトル(たけなか さとる)
ゆうかの料理教室の先生で、ゆうかの想い人。
畑 みのり(はたけ みのり)
ゆうかの高校時代の友人。歯科助手。ポニーテール。
王様ゲームで桐山とキスをする。
感想 ※ネタバレ注意
4巻最初に収録されているplay 014が、“一人の人間に固執した事はない”の独白から始まる、珍しく桐山視点の回。
小夜とのアレがいかに気持ちいいものかを語ってて、最後のページは桐山がゲスい微笑みで、小夜のことを“最上級の道具だ”と思ってる。
桐山…
道具て…
小夜さんを道具て…
ゲスいわー。
ほんとこの男、顔が良くてよかったよね。
こんなにアレが好きでブサイクだったら、女に相手されなくて性欲持て余して犯罪者コースじゃない?
今回の巻、小夜とゆうかのウザい同僚、高端が酔っぱらって小夜の首にキスマークをつけるんだけど、その跡を見た桐山が「他人の跡がついているのが癪だった」って言って、上書き?でさらに濃いキスマークをつけるんですよ。
これはもう、独占欲による嫉妬じゃないの!?ちがうの!?
しかしこの後桐山からの動きは特になし。
対し、小夜は桐山への恋心を自覚して、「ゲームセットよ」とカラダの関係終了を宣言。
涙を流し、「あなたを好きになってしまったみたい」と言って部屋を出ていく小夜を、追いかけない桐山。
“私…「ちゃんと恋」してたのね”と、道でしゃがみこんで泣く小夜。
せつねぇ!
追いかけろ桐山ぁ!
通常の少女漫画でしたら、ヒロイン(今作品では小夜)にちょっかいかける男が現れて、慌ててヒーロー(今作品では桐山)が行動を起こす、という流れが定番と思うんですが、この作品は少女漫画というよりちょっと大人向けなので、これからどういう流れになるのかわかりません…。
クール×クールの二人だし。
今後、小夜から桐山へなんらかのアプローチをすることは考えにくいし、何か進展があるなら桐山が動くしかないと思うけど、桐山がどう動くかが想像つかねー。
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