GAME~スーツの隙間~20話/西形 まい(にしかた まい)/Love Jossie Vol.56掲載
ざっくりストーリー
小夜との関係に名残惜しさはあるものの、固執する理由はない、何も変わらないんだと思う桐山だったが、小夜の香りをかぐだけで、小夜が淹れたコーヒーを飲むだけで熱くなる自分に気付く。
小夜は失恋したばかりという高端と会話しながら、「次に好きな人ができたらまっすぐぶつかってみる」と微笑む。
感想 ※ネタバレ注意
どうでもいいことだけど、桐山と最近毎回ハッスルしてる黒髪の美人なお姉さんの名前が判明しました。「はるな」さんです。
今回はフラグがちょこちょこ立った回でしたね。
桐山が小夜を自分の中から消せないフラグと、高端が小夜に惚れるフラグ。高端フラグは、お、フラグ立つ…かな?くらいの初期フラグですが。
桐山に関しては、「小夜が離れていっても自分には何も影響ない、何も変わらない」って前半で思ってたのに、ストーリー中でまんまとフラグ回収してくれました。
小夜が桐山の横を通って香りがフワっとした時に体がピクリと反応する桐山。小夜が淹れたコーヒーを飲んだだけでたつ桐山(何が?って聞かないでね。ナニがだよ)。はるなさんとハッスルしてる時に小夜を思い出してあれが大きくなる桐山(あれって何?って聞かないでね。アレだよ)。
「何も変わらないと思っていた」のに、自分自身の変化に気付いた桐山は「困ったな…」と独りごちる。
お、これはやっぱり小夜さんへ再アタックですか!?と思ってたら次のページで
“あれ以上のものを探さなければいけなくなった”って。
えええぇぇぇぇ
そっち!?そっちいっちゃうの!?小夜さん以上に相性のいい身体探しにいっちゃうの!?
桐山、思っていた以上にめんどくさい男だぞこれは。
小夜の首についていたキスマークに嫉妬?して上書きしたり、桐山は小夜への執着をなかなか見せてると思うんだけど、それが恋だと気づいていないパターン?
もしかして、桐山って今まで”ほんとの本気の恋”をしたことがないから、小夜に対する、これまでの女性たちとは違う感覚が恋だと気づいていないのか?
頭いい人だから、変にいろいろ考えちゃって恋だってことを否定してそう。
そんな桐山には、ブルースリーのこの名言を贈りたい。
考えるな。感じろ。
ここにきてですね、私、本作の1話を読み返してみたんですよ。
そしたらさー、なんか今の桐山の印象と違うというか。
私の今の桐山のイメージは、「来るもの拒まず去る者追わず」。
でも1話を読むと、小夜が桐山にアタックしたんじゃなくて、桐山が小夜にグイグイいってるからね。
で、小夜にお付き合いを申し込んだのは桐山。でもそれを蹴って「ゲームをしましょう」と提案したのは小夜。
そのルールが
・お互い本当に好きになるまで付き合わない
・お互い他に好きな人ができたらおわり
このルールの提案に対して、桐山は「本気にさせてみせますよ」っつってゲームを受けるのよ。
ここで疑問が。
このルールでいくと、小夜が桐山を好きになったからといってゲーム終了させる必要はなかったんじゃ?
「終わり」になるのは「他に好きな人ができたら」って時で、桐山が「本気にさせてみせる」って受けてることを見ても、小夜が桐山を好きになってもこの関係にはなんら問題はなかったのでは…?
いや確かに、片方だけが相手のことを好きで、相手は別に好きじゃないって関係はツラいけど、はるなさん曰く桐山は”不倫も浮気も横恋慕もしない”から、同時に不特定多数の女性と関係をもつわけじゃないし、(外から見る分には)一般的なフツーのお付き合いができるのでは?
もうさ、桐山はぐじゃぐじゃ考えてないで素直になれよ!!「小夜さんじゃないとダメなんです」って伝えちゃえよ!!
彼には再度この言葉を贈る!
考えるな感じr
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