立った!立った!フラグが立った!
GAME~スーツの隙間~21話/西形 まい(にしかた まい)/Love Jossie Vol.59掲載
ざっくりストーリー
小夜の会社の同僚、ゆうかと高端と共に合コンに参加することになった小夜。ゆうかがスタイリングしてくれ、参加者がざわめき、高端が小夜だと気づかないほど素敵になって登場。
いつもと雰囲気の違う小夜に、高端は胸のドキドキが止まらない。
合コンの帰り、小夜は駅で桐山と会う。別れ際、小夜の腕をつかみ「押し倒したい」と言う桐山だが、小夜は振り払って立ち去る。
自宅に戻った桐山は、小夜のことを思い出しながら1人で致し、達する。
感想 ※ネタバレ注意
安定の桐山。
今回も初っ端からあの黒髪のお姉さんとハッスルハッスルです。
小夜の方は、高端フラグがたちました。前話でちょこっと立った高端フラグですが、今回でもう立派に一人前に立ちました。
高端は小夜に惚れてしまったもよう。いつもと雰囲気の違う、合コンでの小夜に一発KO。完全ノックアウトだったみたい。
最初は小夜だと気づかずに、ゆうかに「友だち!?ドストライクなんだけどっ」と詰め寄る始末。
まぁいつも髪を束ねてる人が髪をおろすとだいぶ印象違うからね。イメチェンで一番手っ取り早いのは髪型変えることだしね。
今回は髪型、服装とフルチェンジできてるからね。気づかないのも無理ないか―っと思ったけど、いややっぱり無理じゃない?フツー気づくんじゃない?
だって、小夜が登場してから「藤井さん(小夜の名字)」って呼ばれてるし、ゆうかも「さよ」って名前出してるのにどんだけ話聞いてないんだよ。
あれか。周りの会話が聞こえないほど小夜に見惚れてたんか。見惚れすぎて頭ポーっとして話聞いてなかったんか。
もう合コン中も、小夜を意識しすぎて全然しゃべれないほど。
意味なく小夜に話かけて、「用がある時に呼んで」って冷たくあしらわれてたの笑った。イコール「用がないなら無駄に話しかけるんじゃねぇ」ってことだもんね。
「用が無いなら呼ぶな」って言わないだけ、小夜優しいね。
これ高端フラグたったけど、どんな展開になるかなー。
今回の話の前半、小夜が合コンに誘われて行く気になった理由が”高端を見て”なんだよね。
合コンを超楽しみにしている高端を見て、「恋に前のめりな事も素敵だと思った」んだって。
このシーンで、「お、小夜が高端に対して好印象もった?」と思ったけど、やっぱり全然そんなことなかった。その後高端に名前呼ばれただけで「何」って無表情で一瞥をくれるだけだったし。
「何?」じゃないからね。「何」だからね。語尾に”?”がつくかどうかで印象全然違うからね。「何」だとつっけんどんな感じになるよね。
高端が小夜に惚れたところで、どうにもならないだろうなぁ。小夜は桐山のことが好きだし。桐山のことがなかったとしても、今までの高端のウザさを見る限り、高端はないでしょう。
でも高端が小夜に真剣に告白したら、前に進むためとかっていう理由で付き合ってみたりするのかな…?それがきっかけで桐山が小夜を取り返すために動いたり…?
高端と小夜がお付き合いするところは想像できないけど、高端が小夜に惚れちゃったことは、桐山に何かしらの影響を与えるんでしょうなぁ。
今回、小夜と桐山の絡みも多少ありまして。小夜のブレスレットが桐山の家に落ちてたってことで、それの受け渡しを駅でするんですね。ブレスレットの受け渡しをして別れ際、桐山が小夜の手首をつかんで「押し倒してしまいたいですね」って言うんだけど、その時の桐山の眼!めっちゃ怖い!
獲物を捕まえた、みたいな眼。
それに対して小夜は、桐山の腕を振り払って「ゲームは終わったのよ」っつって立ち去るの。
小夜のこんなところかっこいいよね。
桐山へ気持ちはあるのに、全然流されずに誘いをきっぱり断ることができるところね。
1人歩きながら、桐山に掴まれた自分の手を見つめてギュってするとこの小夜の表情が…!せつねぇ…っ!まだ好きなんだよね…もう小夜さん抱きしめてあげたい…!
一方、自宅に帰ってきた桐山も、玄関で小夜を掴んだ自分の手を見つめて、小夜を掴んだ手で小夜を思い出しながら1人で致すんです。
過去の小夜との行為の最中、小夜の熱でうかされた眼と「もっとして…」の声を思い出しながら果てるんだけど、さっき駅で会った小夜の何の熱も帯びていない眼を思い出して、突然拳で壁を殴るの。ガンって。
これは桐山、どういう気持ちなんだろうか。
小夜さんにはあんな冷たい眼で見られたくない!俺にもっと熱い眼差しを向けてほしい!ってことなのか。
壁を殴って後、苦悶の表情と言うか、飢えた獣みたいな眼の桐山を映して、今話21話は終了。
わ~、これ桐山次からどう動くんだろ。
次からの高端の動きも気になるところだけど、とりあえず高端は会社で小夜に会ってアタフタかギクシャクするだけだろうな。そして小夜はそれを気にも留めない、と。
桐山はなんとか小夜と接触しようとするんだろうな。頼むから無理矢理…とかは絶対にやめてくれよ桐山…小夜さんを傷つけないで…
今回の小夜の動きを見る限り、小夜から再度桐山に告白とか、「話がしたいの」とかって言うことは万が一つにもないだろうから、小夜と桐山の関係が進むには、やっぱり桐山が動くしかないんだよなぁ。
桐山がどう動くのか全然予想もつきませんが、どうか穏便に、ハッピーな感じで小夜と桐山が結ばれますように。
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