前回は、女性が乗った車椅子を押して歩く小学生の女の子(親子かな?)と、横断歩道ですれ違う向山さんのページで終わり。
今回から新エピソード。
母親の介護、家事をする小学生の少女のお話。
◆今回の見どころ(読みどころ)
✓脳卒中で体に麻痺が残る母親の介護をする小学生
✓ヤングケアラーの定義と実態
リエゾンーこどものこころ診療所ー54話ネタバレ/漫画:ヨンチャン 原作:竹村優作/モーニング2021年30号掲載
診療所と小学校の連携会議で、6年2組の足立 茜が議題に。
足立 茜さん情報
・去年9月にお母さんが脳卒中で倒れ、2ヶ月前に退院したものの体に麻痺が残り、家事が難しい。
・お父さんは半年前に離婚。
・お母さんの世話、家のこと(料理、洗濯、買い物など)を茜さんがやっている。
教師は「足立はしっかりしてるから大丈夫じゃない?」と言うが、向山は足立 茜との面談を求める。
相談室で、落ち着かない様子の茜。向山は「何か困ってることがあったら教えてもらえますか?」とお母さんのことについて聞こうとするが――。
感想
ヤングケアラーがテーマの回。
作中でのヤングケアラーの定義は、「障害や病気を持つ親や祖父母、幼いきょうだいなどの世話を日常的に行っている18歳未満の子ども」。
私が「ヤングケアラー」という言葉を知ったのは最近で、この事件の記事を読んだことがきっかけ。
>「限界だった」たった1人の介護の果て なぜ22歳の孫は祖母を手にかけたのか
神戸の事件。知らない方はぜひ読んでほしい。記事を読む限りでは「”父親”と”叔母”がクソ」。
『リエゾン』感想に話を戻しますと、まず思ったのは「父親どうした?」
作中、「奥さんが倒れて動けなくなったのにすぐ離婚したんですか?」って、皆シーンってなってたくらい。
元々、離婚する話は出ていて、そのタイミングで奥さんが脳卒中になってしまったのかもしれないけど、そうだとしても離婚タイミング最悪でしょ。
奥さんが動けなくなったのに離婚するなら、小学生の娘に負担がいかないよう配慮せーよ…。
今後、この離婚した父親出てくるかなぁ。離婚したタイミングも最悪だし、娘に介護の負担全部いってるし、出てきたとしてもなんの役にも立たなさそう。
「手遅れになる前に発見して、支援につなげないといけない」って、向山さんと茜ちゃんの面談シーンになったけど、この子なにも言わないだろうな。
「次回、ヤングケアラーの本当の怖さ」ってアオリ文句だったし。
ヤングケアラーの本当の怖さってなんだろう。家のことしないといけないから、友だちと遊ぶこともなさそうだし、子どもだから、「これが普通」って思っちゃって周りに助けを求めないことかな。
次回、向山さんのカウンセリングはどうなるのか、茜ちゃんの負担をどれだけ軽くできるかに注目してます。
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