余命があまりないヒロインとヒーローが、生き延びるため、幸せになるためにキスするしかねぇ!ってお話。
離婚予定の契約婚なのに、冷酷公爵様に執着されています1話/原作:琴子 漫画:紡木すあ
ざっくりあらすじ
主人公・ミラは生まれつき魔力を吸い込むことができる力をもつ。その力を使って瘴気を帯びた魔道具の浄化を行い続けた結果、身体は瘴気まみれになり、「このままでは1年ももたない」と余命を宣告される。
なんやかんやあって国の筆頭公爵家に保護されたミラ。そこの公爵・ダリウスは、魔力過多症という、魔力が過剰に生成されてしまう病気に苦しんでいた。
ダリウスの姉・アンネリーゼから「弟(ダリウス)の魔力を吸収してほしい」とお願いされたミラだが、人から魔力を吸収するにはお互いの唇を合わせる、つまりキスをする必要がありーーー。
感想※ネタバレ注意
設定がいい!あと絵がきれい!
このまま何の対策もしなければもうすぐ死んでしまうという二人。
ヒロイン・ミラは瘴気を吸って浄化する力を使いすぎて、身体が瘴気まみれになってて死にそう。
ヒーロー・ダリウスは魔力が異常につくられてしまう魔力過多症による魔力暴走で、もう身体がもたない。
魔力を吸い取ることのできるミラが、魔力の多さに悩むダリウスの魔力を吸い取ってあげればオールオッケーじゃね?って話です。
魔力吸収については、ダリウスだけのメリットでミラのメリットは?と思うかもしれませんが、ミラは衣食住の保障と瘴気まみれの身体を治す医者を探す、という交換条件があるので、やっぱりオールオッケー。
「魔力吸収」という設定のため、もうこれはキス不可避なわけで。
実際、ミラとダリウスが出会って3日目、ダリウスの魔力暴走を止めるため、今回1話目にしてキス発生!
ダリウスは女性嫌いらしく、治療のためとはいえキスすることを強く拒否してくるんだけど、ミラの説得でなんとか「一度やってみる」ってことで合意。
キスする理由が「魔力暴走を止めるため」なので、理由には色気もなにもない。だがしかし!キスシーンは美しい!
男性経験がゼロだからキスを寸前で躊躇しちゃうミラに、ダリウスが「もう限界だ」っつってミラの後頭部をぐっとつかんで自分に引き寄せてそのままキス。
この「もう限界だ」ってキスするとこ、ここだけみたらミラにべた惚れのダリウスが、ミラにキスしたくて仕方なくてキスしてるみたい。ここだけみたらね。ほんとは「キスしたい」んじゃなくて「魔力を吸収してほしい=楽になりたい」なんですけどね。
キスをしながら、魔力吸収の力を発動するミラ。そしたらキスする二人を中心にパァァって光始めてるので、なんかうまくいってるのでしょう。
今回1話はね、ダリウスが超~~~~クールに描かれてるんだけどね(クールすぎてセリフほとんどないし、ミラのこともほぼ無視)、表紙めくって最初のページ、「好きだよミラ」って愛をささやきながらミラにキスをせがむダリウスがいるからね。
どうしてこうなった。
そもそも本作のタイトルが「冷酷公爵様に執着されています」だからね。なんやかんやあってミラにべた惚れしたんでしょうね。
この基本クールな人が恋人だけにメロメロって状態よくないですか?いいよね。私は大変にいいと思いますよ。
ダリウス、はやくミラにメロメロになぁ~れ
本作、原作と漫画がわかれているからWEB小説原作なのではと思った方、君のような勘のいいガキは嫌いじゃないよ。こちら書下ろし原作だそうで、小説はございません。マンガ読むしかないからマンガ読んで!そしてきれいなキスシーンでキャーってなって!
コメント