『鬼の花嫁』ってタイトルから、ホラー漫画かと想像したら恋愛漫画でした。生贄の話かと思った。
鬼の花嫁1話
ざっくりあらすじ
“あやかし”が人間と共存する世界線の現代日本。この世界では、あやかしの花嫁に選ばれることがステータスの1つになっていて、あやかしの中で最も位が高い”鬼”の花嫁に選ばれることは、人間の女性にとって最高の名誉となっている。
主人公の高校生、柚子には妹がいて、この妹があやかし”妖狐”の花嫁に選ばれてから、家は妹を中心に回っている。柚子は両親と妹から虐げられ、家では使用人のような扱いを受けていた。
ある日、ある事件がきっかけで柚子が家をとびだし、橋の上でうずくまって泣いていたところに、「会いたかった。俺の花嫁」と近づいてくる男性が。
感想※ネタバレ注意
主人公の両親なんなんだよ。
主人公・柚子の妹だけを可愛がってる。
「物心がついた時には両親の関心は妹に向いていた」ってモノローグ(心の声)があるから、妹が花嫁に選ばれたから妹をひいきしてるんじゃなくて、花嫁に選ばれる前から妹びいきだったっぽい。
幼少期の柚子が熱出して寝込んでても両親は気にかけてくれなかったってシーンがあって、それがかわいそうでかわいそうで。
なんでこんなちっちゃい子ほっておけるんだよ。しかも実の子よ?子どもが苦しんでたら早く治してあげたいって思うでしょうが。
とりあえず両親はクソ。
そしてそんなクソに甘々に育てられた妹・花梨もクソ。完全にお姫様状態。自分の思い通りにいかないと不機嫌になるし、都合の悪いことは全部「お姉ちゃんのせい」「お姉ちゃんが悪い」。
自分が原因で起こった悪いことを、他人のせいにする人間って最低最悪だと思う。
よって妹もクソ。
そして妹を見初めた”あやかし”である妖狐の瑶太。狐のあやかしね。妖狐はあやかしランクで上位なんだって。
この子はねー、クソとは言い切れないんだけど、しかしいい人ではない。人じゃないけど。
妹に手をあげた柚子に「俺の花梨を傷つける奴は許さない」つって、柚子の腕を燃やすの。
なんだ腕を燃やすって。過激すぎるだろ。
あやかしにとって花嫁って特別な存在みたいだから、常に花梨の味方であるのはいいんだけど、恋は盲目すぎる。嫁の躾もちゃんとしとけ!
やっぱりこいつもクソだわ。
柚子にとって唯一の救いは、祖父母がまともないい人ってこと。なんでこの祖父母から生まれた父親はあんなにクソ野郎なのか理解に苦しむレベル。
そんな祖父母からの誕生日プレゼントを、お姫様気どりのクソがあんなことするからさ、そりゃあ普段温厚な柚子も怒るよ。そりゃあビンタもしちゃうよ。
なのにクソをちゃんと躾もできないクソ達がクソな対応しかしないし、このクソに関しては柚子の腕を燃やすっていう。頭イカれてるのか。
主人公の家族、おじいちゃんおばあちゃん以外みんなクソ。
しかし、タイトルと話の流れからして、主人公がきっと”最高の名誉”とされている「鬼の花嫁」なんでしょう。
狐よりも高位、それどころかあやかしの中で最高位の鬼の花嫁になったら、妹なんて目じゃないぜ!
花嫁にメロメロのあやかしの様子を見ても、超ハイスペックなイケメンの鬼にデロデロに愛されるに違いない。
そうじゃなかったら、家族から虐げられているかわいそうな女の子の話をただ見せられただけよ。私は何を見せられたんだ?ってなってしまう。
最後のページに出てきた、泣いてる柚子に「俺の花嫁」って微笑みかけたイケメンが鬼なんだきっと。
きっとここから柚子のターン!!!まってろクソ共!!絶対ざまぁぁぁぁぁ!ってしてやるからな!!!って気持ち今。
クソ共にざまぁするために、次の話を楽しみに読むね。
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