ハコヅメ~交番女子の逆襲~121話ネタバレ感想 源の過去話掘り下げ編きた

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奥岡島事件の恩賞②

ハコヅメ~交番女子の逆襲~121話/秦 三子(やす みこ)/モーニング2020年29号掲載

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ざっくりストーリー

記録的豪雨のため、全署員警察署に一晩待機となった町山署。

OBからの差し入れだというカップ麺を署長は食べないと言っていたが、源は山田と川合を連れ、カップ麺を持って署長室に向かう。

そして源は署長に、実の父親を奪った岡島災害の話を聞かせてほしいと頼む。

感想 ※ネタバレ注意

111話の岡島災害の話のときもそうだったけど、今回はギャグ回かな?って思うほど、前半部分はギャグだったのよ。

取調室で仮眠をとるオッサンたちを見て「なんか可愛い」「いろんなオッサンの生態が見られるな」とキャッキャする川合と山田に対して「なんだこの動物園ではしゃぐカップル」って内心ツッコむ源。

皆で道場でザコ寝することになって、イケメン如月が隣に寝転がったために焦る川合を見かねてはじっこに来させた源に対して、「ハンサムが隣だと緊張する。源部長の隣は安心する」とのたまう川合。良いように言ってると見せかけてめっちゃ失礼ww

源も源で、「俺も川合見てると生きるってこの程度でいいんだって安心する」と失礼返し。この時の源の目w死んだ魚の目してるw

そんなやりとりをしてる中、トラックが側溝で脱輪したからヘルプに向かってくれ、って男性署員に声がかかり、源、山田、如月、宇都が向かうの。

 

ここで「お…まさか…?」て思った。

この回は”記録的豪雨”。現場には藤がいる。さらに脱輪事故は川の近くで、増水の危険があると知らされる。

源の実父、マコが殉職した岡島災害と似た状況…。

これは…フラグ…?

誰かが被災するフラグなんですか!?

…って思ったけど、全然そんなことなかった。

源と山田、フツーに帰ってきた。

 

その2人を川合が迎えて、「差し入れのカップ麺食べましょう」って声かけた時に、源が川合と山田を連れてカップ麺持って署長室に行くの。

川合が「署長はカップ麺は召し上がらないって…」って言っても「いいからいいから」っつって。

 

今回はここから。ここからが大事。

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このカップ麺は、OBからの差し入れでダンボールで届いたのを、猿渡署長が川合、山田、源に「これ皆に配ってー」って声かけてたやつで、その時署長がアゴをさすってたのね。

源はそれが気になったんだって。

署長曰く、「動揺すると手癖が出る」んだって。

なんで署長がカップ麺で動揺するんだって話だけど、源の親父さん(=閣下)もカップ麺苦手って話してて。

署長と閣下が共通して持ってるトラウマっていったら、まぁマコさん(源の実父)のことですよね。

マコの遺体捜索中は食事がずっとカップ麺だったから、カップ麺のニオイを嗅ぐとマコが死んだ岡島災害を思い出すんだと。

だから苦手なんだって。

 

これは…ツライ話きましたよ。

さらに話は続いてさ、マコさんの体はほとんど見つけられなかったんだけど、右手を署長が見つけたんだって。

以下、署長のセリフ引用。

「あの捜索中…俺が持ち上げた瓦礫の下に蝋人形みたいになった大きな右手があった…」

(中略)

「閣下はすぐに駆けつけて 恐らく誰にも見せることはできないのに 腐乱し始めた手の皮膚がこれ以上破れたり形が崩れたりしないようにそっとマコの手を持ち上げて」

『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』121話p.11~p.12

「この手だけでも亜衣(閣下の妹で、マコの奥さん)と子どもの元に返せてよかった」って閣下号泣。

見つけた手の描写が細かくて、心にきた。おぉう…ってなった。

 

マコさんのお墓には、その右手のお骨が入ってるんだって。

言いかえると右手しか入ってないんだ…

111話で、ブルーシートかけられたマコさんの遺体に亜衣さんが対面するシーンがあったけど、あのブルーシートの下、右手しかなかったのか…

 

この話をした後、源が「今の親父が刑事やめたのは俺との時間を増やしたかったんだろうって皆に言われます」って言ったら、署長は「もちろんだ。閣下はお前のことをすごく愛して大切に育ててきたからな」って返すの。

アゴをさすりながら。

いや署長ォォォォォ!手癖出てるよ手癖!

それに気づく川合。気づかないわけない源。源悲しい顔になっちゃってるし。山田は空気。

 

署長って刑事なわけよ。しかも刑事歴ウン十年のベテラン刑事なわけでしょ?

「昔は閣下に刑事が心理状態を読まれるな、手はポケットにでも入れておけってよく言われたよ」って話してたし、自分でも「動揺するとアゴを触る」クセがあるって自覚してて、かつそのことを直前に源に指摘されていたにもかかわらず、(源の誘導はあったにしても)このタイミングで手癖が出るって、マジモンじゃん…

源は悲しい目で、「俺が親父の人生の足枷になった」って川合に話してたよ…

 

今回の話で、源は「自分が父親にとって負の存在になっていた」と思ってるけど、ここでちょっと整理します。

まず、署長は「動揺すると手癖が出る」。この「手癖」はアゴをさするってことね。

カップ麺を見てアゴをさすっていたのは、マコが死んだ災害を思い出したから。

「閣下はお前のことをすごく愛して大切に育ててきたからな」って言いながらアゴをさすってたけど、上の流れを見る限り、この言葉がウソだとは限らないよね?

署長がアゴをさするのは「動揺したとき」であって「ウソをつくとき」ではないからね。

じゃあ何に動揺したのかってなるんだけど、源の「親父が刑事やめたのは俺との時間を増やしたかった」って言葉だと考えるのが自然ではないかと思ふ。

カップ麺を見てマコの事を思い出した様に、源のセリフで閣下が刑事をやめた理由の何かを思い出して動揺したのでは。

そして閣下が刑事をやめたきっかけの事件が、今回の話のタイトルになってる「奥岡島事件」なのでは。

だから、「閣下はお前のことをすごく愛して大切に育ててきた」って言葉はきっと本当なんだ。そう思いたい。

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