きみはかわいい女の子10巻/いちのへ瑠美(るみ)/講談社/別冊フレンド2019年8月号
登場人物
小枝 つぐみ(こえだ つぐみ)
主人公。身長145cm。ガリガリ体型。
小学生の頃男子にからかわれ、中学の時に男子から「棒っきれ」と言われ、恋をすることをあきらめていたが、正宗のことを好きになる。
つぐみから告白し、晴れて両想いに。
瀬名 正宗(せな まさむね)
男にも女にも愛される人気者なイケメン。
つぐみの彼氏。
えんちゃん(名字が遠藤)
つぐみの親友。めがねにおさげ。ちびまる子ちゃんのたまちゃんみたいな外見。
2次元大好き。特に「マジカルハニー」が大好き。
タケ
正宗の友だち。明るい。
ざっくりあらすじ
えんちゃんがメインの回。
漫画の持ち込みをしたことがきっかけで、担当がついて、本格的にマンガ家を目指すえんちゃん。
しかし、ことごとくネーム(絵コンテのようなもの)はボツになり、あること(合コン)がきっかけでできたマンガ友だちのマンガ家デビューが決まり、より気持ちは焦る。
差し入れを持って励ましに来てくれたつぐみに対して、えんちゃんは少しあたってしまい、泣いてしまう。
えんちゃんの涙を初めて見たつぐみはショックを受ける―――というお話。
感想
あの合コン野郎なんなんだよ。
えんちゃんがね、合コンに参加するんですよ。「何事も経験だよ!」ってことで。
その合コンの場で、えんちゃんのお尻まで伸びた長い髪の話になって、「髪を伸ばしたきっかけは好きなアニメ」ってことをえんちゃんが話したところ、合コン相手の男に大笑いされるということがありまして。
こいつマジなんなんだよ!!
他人が好きなものを笑うなよ!
いいじゃない、アニメのキャラクターに憧れて髪の毛伸ばしたって。
石原さとみになりたい!っつって石原さとみみたいなメイクをする女性と同じでしょうよ。
マジカルハニーに憧れるのも、石原さとみに憧れるのもどっちもいいでしょうよ。
この合コン野郎、絶対モテないタイプ。絶対にだ。
初対面の人間の好きなものを大声で笑い、「ヤベー」と語彙力のカケラもない言葉でけなし、「もっとタメになる作品教えてあげよっか?」などと上から目線で自分の意見を押しつけてくる。
もう最悪でしょ、こんな男。少なくとも私は大嫌いです。
合コン野郎にムカつきましたが、今回の話の主役はえんちゃんです。
漫画の持ち込みをして、それが認められて担当がついたものの、それからのネームはことごとくボツ。そして知り合ったマンガ友だちは初投稿でデビューが決まり、しかもその子の言い分は「絵が描けるから送ってみただけで、プロになるなんて思ってなかったからこれからどうしようって感じ」。
自分はこんなに頑張ってもできない!ってただでさえ焦ってる時に、「ちょっとやってみたらできちゃいました」って人が近くにいたら、より焦っちゃうよね…。
「いつできる」っていう確約されてないゴールを目指すのはキツイよね。
そんな焦りと疲れから、つぐみと変な感じになってしまったえんちゃんですが、まーこの2人は大丈夫でしょう。次話で仲直り?するんじゃないでしょうか。
えんちゃんはとにかく、美味しいものをお腹いっぱい食べて、たっぷり寝た方がいい。
コメント